香港に最も歴史の長い中学校のひとつであり、建て直されたこの120周年に向かう学校の歴史を示す展示スペースを設計することに頼まれた。学校の歴史を物語る展示スペースを持ちながら新しい時代を向かう設計が望んでいる。それに応じて今回の設計は学校の写真を示したり、古い学校のモデルを置きたりするだけでなく、もう一度昔のキャンパスの主空間を体験し、展示の中心となるセンターピースを作ることになった。取り壊されたキャンパスの古い塔の上に鐘とらせん階段が最も記憶に残る空間的な要素だと言われ、以前のキャンパスから残っている木製の手すりの部分と鐘を使ってセンターピースにすることになった。2つのスパイラルは古いものと新しいものとの繋ぐ空間の象徴として、天井から吊らせることで、昔ながらのものを新しい空間になることを目指している。さらに古いドアーから設計した展示キャビネット、エントランスドアー、学校のエンブレムと日常でも使えるテーブル、ピアノとかすべてが展示要素となった。すべての作品は、古いキャンパスの残骸から作られている。